さらやま保育園

事業引継ぎ概要

引継ぎ対象 さらやま保育園(福岡市)届出保育施設
譲渡者 代表 高橋 知義 売上高(約9百万円)
譲受者 株式会社つなぐ(福岡市)経営コンサルティング 代表取締役 福永 博章
譲渡方法 事業譲渡
引継ぎ期間 令和3年10月7日〜令和4年3月25日 約6か月

沿革

平成28年 現代表である高橋 知義氏が個人事業主としてフランチャイズにて創業
令和2年 フランチャイズ 脱退
令和2年 福岡市一時預かり事業 選定

事業引継ぎまでの経緯

創業者である現代表高橋氏は、もともと教育事業に興味があり、経営していた飲食店を友人に譲り、平成28年にフランチャイズにて無認可保育園を創業。令和2年には福岡市一時預かり事業者にも選定されたが、近隣に認可保育園が複数開設されたこともあり、今後の経営に不安を感じ、センターに相談。お問合せのあった複数社に対し、事業概要説明会を実施。意向表明書の内容をもとに複数社との面談を実施。
塾の経営等を行なっており、今後教育事業を展開していきたいとの夢を持っていた株式会社つなぐの代表福永氏と経営理念が合致したため、承継先として選定し、事業承継に至った。高橋氏は本人の希望通り、引続き園長として保育園の運営に携わっていくこととなった。

事業引継ぎ支援センターでの対応内容

①十分なヒアリングを行い、売手のご希望を把握した上で、譲渡条件の検討に際しての助言を行った。

②売主の事業内容をご紹介するための企業概況書を作成し、事業概要説明会を開催、問い合わせのあった複数の買手事業者に対し説明を行った。

③売手買手の代表者同士の複数回のトップ面談を設定し、条件交渉がスムーズに行われるように助言し、具体的な事業承継スケジュールの組立を行った。

④譲渡条件について双方の意向を確認するための書類である基本合意書及び譲渡契約書の作成に関してアドバイスを行った。

⑤年度内で区切りをつけ、4月から次の方に承継したいという意向であったため、非常にタイトなスケジュールであったが、迅速な支援を行ったことによりスムーズな事業承継を行うことができた。

事業承継後の新たな取組み

①オリジナルチラシを作成し、近隣に2万部を配布

②より手厚い保育を提供するためスタッフの増員や働く環境の改善を行う。

③園外保育やお泊り保育などイベントの充実を図る。

④2園目開設に向け準備を始める

後継者の思い

未来ある子供たちが希望をもって生きられる社会にしたいというのが私の思いです。そのためには子供たちが自分で人生を選択できる力を身に付けられる教育が必要だと思い、教育業界に興味をもちました。
今回の譲渡で前オーナーである高橋さんにそのまま園長として残っていただけたこと、とても感謝しています。これまで高橋園長が築いてきたものを大切にしながら、今後は2人の力を合わせることで更に良い園にしていきたいです。子供たちが自分の良さに気づき、一人一人が最高に輝けるような保育園を作っていきたいと思っています!