有限会社アンアン

事業引継ぎ概要

引継ぎ対象 有限会社アンアン
事業内容 宇美町の商業施設内の飲食店
譲渡者 柴田久祥(70歳)/アンアン代表者
譲受者 (株)ふくしのまちづくり 代表取締役 中村崇修
譲渡方法 株式譲渡
譲渡契約日 2022年8月24日
譲渡日 2022年9月1日

事業引継ぎまでの経緯

2021年7月、アンアンの代表者である柴田久祥氏は、コロナ禍で業績が低迷していたこともあり廃業も視野に入れ、事業承継について宇美町商工会経由で福岡県事業承継・引継ぎ支援センターに相談。同センターにおいて、第三者譲渡による事業承継を提案し、9月から譲り受け希望者の探索を開始。
2022年3月、障がい者施設運営や就労支援などを手掛けるNPO法人とマッチングさせ、情報開示、質疑応答、トップ面談等を重ね、譲渡条件を調整のうえ、最終的にNPO法人の関連企業である(株)ふくしのまちづくりとの間に2022年8月に譲渡契約を締結した。

事業引継ぎ支援センターでの対応内容

①後継者が不在のなか、第三者譲渡の実現性に不安を抱く譲渡者に、駅・バス停等のターミナル施設や公共施設等が集積する地域の中心部に位置し、地域の中高生や買い物に訪れた家族連れの憩いの場であり、近年は高齢者の姿も多数見られる地域に親しまれているオンリーワンの事業であることから譲り受け希望者を探索することをご提案。譲り受け希望者に事業概要を説明する資料を作成し、宇美町商工会と連携して回答書面を作成しわかりやすく説明。

②譲渡者と譲受者との間で譲渡条件の細部を確認しながら最終的な譲渡スキームを構築したうえで、譲渡実行に向け、契約ドラフトにより両名との間に数回に亘り条項を調整し契約書面を作成。

事業承継後の新たな取組み

①SNSを活用したお店の宣伝により集客が伸びる方向でチャレンジしていますが、なかなか結果に結びつかないため、辛抱強く集客についてアピールしていこうと考えています。

②コロナ禍で、どうしても伸び悩む飲食ですが、テイクアウトを復活させて少しでもコロナ前の集客状況に戻るように工夫しています。

③今後は、お祭り事などにも積極的に出向いて、アクティブにお店をアピールしていきます。

後継者の思い

長年お店を切り盛りしていただいた前社長から実績に基づく的確なアドバイスをいただきながら、日々改善を加えながら店づくりに取り組んでおります。意見が異なるときもありますが、しっかりと話し合いながら、お店を発展させたいと思っています。